
新型コロナウイルスが日本各地でも猛威を奮う中、ネットニュースで「都市部の若者が田舎への移住を希望」という記事を見つけました。 都心部の多くは"密" を生じる空間。そんな空間を避けるべく田舎への移住を検討している若者が増えているという内容の記事でした。
しかし、都会に住む若者にとって「田舎」とは実際どんな暮らしを送ることになるのかわからないことと思います。
そこで今回は実際に田舎に住む私が都会と比べて、いいところ・不便なところを紹介していきたいと思います。
田舎に住むメリット
1密を避けられる
新型コロナウイルスが蔓延するこの時代だからこそメリットとも呼べる点になります。 田舎では通勤や大学や専門学生の通学でさえ、車を利用しています。 満員電車に揺られるということも少なく、密集した空間ができにくいです。
場所によりけりですが多くの人が行き交う場所というのも少ないので都会に比べて身の回りに潜む危険性は少ないといえます。
これは余談なのですが田舎は高齢者が多く新型コロナウイルスの予防への意識が高く、マスク着用の徹底や手洗いうがいに至ってはどんな時期でも行なっています。
2騒音が少ない
私が都会に行って田舎との違いを大きく感じたのが"音"です。 都会では常に賑やかな音がなっています。 それを好む若者も多いかと思いますが、田舎者の自分にとっては「うるさいな」と感じてしまうほどです。
夜遅くまで人が出歩くなんてことが少ない田舎では静かな空間で過ごすことができます。 電車や車通りも少ないので大きな音に悩まされることも少ないことと思います。
3家賃が安い
都心部での家賃の相場(1LDK)は約7〜20万と言われています。 しかしながら地方での相場は約4〜7万円と大きな差があります。 もちろん立地条件によってはこの額よりも上回ることがありますが、どちらにせよ田舎の方が安く部屋を借りることができます。
生活費を抑える上でなかなかいい条件の物件が揃っていると感じます。
4食材が安い
これは田舎に住む人の特権と言えるでしょう。 都内のスーパーで購入する食材よりもはるかに安く手にすることができます。 さらには新鮮な状態で店舗に並ぶので状態がいい食材を購入することもできます。
外食に至っても個人経営の店舗が多く、「安い・うまい・はやい」ご飯を食べれます!!
5自然によるストレス緩和
自然に20分間触れ合うだけでストレスが軽減することがアメリカのミシガン大学の研究で明らかになっています。 そんな自然に毎日触れることができるのが田舎に住むメリットです。 最近では都会から思い切って自然の多い田舎に住む方も増えているようです。
そんな人々が求める自然に毎日触れることができるのは幸せです。
私も気晴らしに浜辺や自然豊かな田んぼ道散歩することがよくあります。 気分転換になるのでかなりオススメです!!!
田舎に住むデメリット
1移動手段が車
まず覚悟しなければならないのが「運転は必須」という点です。 都心部のように半径1km圏内で生活用品が揃うなんて便利な環境は非常に少ないです。 また公共交通機関も値段が高い上に、本数も1時間に1本走ればいい方なので電車やバスだけでの移動はかなり過酷を極めるでしょう。
田舎では1世帯にあたり車が1台ではなく、成人1人につき1台という普及率ですので、車は必ず必要となってくるでしょう。
2ガソリン代の負担が大きい
また車関連の話になってきます。 正直月々のガソリン代は馬鹿になりません。 1日の移動距離は人それぞれですが、私の場合毎日40kmぐらい走行しているので月のガソリン代が2万円までのぼることもあります。
都心部のように電車代がかからない分ガソリン代が重くのしかかってきます。
田舎で車を乗るなら燃費の良いハイブリット車をオススメします。
3遊ぶ場所が少ない
海や山、自然環境が豊かな田舎では遊ぶ場所が多いと感じている方も多いことと思います。 しかしながらこれは間違いで、逆に遊ぶ場所が少ないというのが現実です。
カラオケやゲームセンター、飲み屋やショッピングモールも少なく若者が毎週のように飽きずに楽しめるかと言うとそうではありません。
しかしながらスキーやスノーボード、サーフボードなど自然環境を生かしたスポーツも盛んに行われているので、田舎なりの遊びもたくさんあります。
4都会に比べると所得が少ない
これはみなさん想像つくと思いますが、都心部に比べると所得は減少傾向にあります。 生活に少し響いてしまいますが都会と比べると物価が安いのでその分抑えられるところは増えていきます。
また、人手不足により多くの企業が求人募集を行なっているので仕事探しの幅も広がるでしょう!!
まとめ
- 密を避けられる
- 騒音が少ない
- 家賃が安い
- 食材が安い
- 豊富な自然によるストレス緩和
- 移動手段が車になる
- ガソリン代の負担
- 遊ぶ場所が少ない
- 都心部と比較すると所得が少ない
以上の項目に分けました。 田舎には田舎の良さがあり、都会には都会の良さがあります。自分がどちらにあっているか、それは自分にしかわかりません。 多くの若者が都会に出て行く中、田舎や地方の方ではますます人口が減少傾向にあります。
田舎や地方の方は若者が住んでくれると言うだけで暖かく迎え入れてくれることは間違い無いでしょう。
また、「何も無い街」と感じている田舎にも多くの魅力があります。
移住という決断は決して簡単なことではありませんが是非この記事を参考にしていただいて、検討していただきたいなと思います。
この記事をご覧いただきありがとうございました。